2018年4月23日(月)~29日(日)まで、紀伊國屋サザンシアターにて舞台「華 ~女達よ散り際までも美しく~」が上演されていました。

管理人は危うく行きそびれるところでしたが、なんとか舞台に接することができました。
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(画像:劇場内にて。管理人撮影)

管理人なりに次の通り感想などをまとめておきました。

あらすじ

「露と落ち 露と消えにし我が身かな 難波のことも 夢のまた夢」――。
貧しい生まれから天下人の座を手に入れた太閤豊臣秀吉も、ついにこの世を去った。
秀吉が足軽だった頃から夫を支え続けた正室、おね、愛妾として秀吉との間に子を成した茶々。
互いに手を携えて豊臣家を護っていくことを誓い合う二人。
だが秀吉の死を境に、天下は再び乱れ始める。
おねは次第に豊臣家の世が終わるべき時に来たことを悟り始めるが、その想いは、何としても我が子に天下を継がせたいと願う茶々には、到底理解し得ないものであり、二人の溝は次第に深くなっていく――。
(引用:告知チラシより)

こちらに引用させて頂いたように、舞台は関ヶ原の戦いの始まる少し前から、大阪冬の陣、夏の陣までを扱っており、おね、茶々の他に細川忠興の妻ガラシャ、山内一豊の妻千代、出雲阿国など、歴史に翻弄された女性たちの姿が描かれます。
小林れい扮するあやめは、豊臣家に使える下女のような役回りで出演していました。


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(画像:劇場内にて展示の扇子。管理人撮影)

見ないと損するところだった舞台上の小林れい

とは言え、あやめには秘密がありました。
彼女は豊臣家の情報を内偵すべく徳川家から送り込まれていた、いわばスパイだったのです。

このような役回りで出演していた小林れいでしたが、時代ものの女性の立居振舞、言葉遣いや殺陣などをきっちりとこなしており、他の女優さんたちに混じって違和感なく「終わりつつある豊臣の時代」を表現していたと思います。

特筆すべきは殺陣でしょうか。夢アドのメンバーとして普段からダンスを日常的に行っているだけのことはあり、短刀を振るうさまは華麗そのものでした。

夢アドのメンバーの立ち位置としては真面目なキャラとして知られる彼女には、時代劇をはじめとする「きっちり仕上げてそれが当然」な舞台作品が似合うのではないかと思いました。夢アドのライブのMCでは人を笑わせるようなことを言うタイプではないようですが、反面で仕事を着実に遂行してくれる安心感があります。
そのような彼女の美質に光が当たったのが今回の舞台出演だったのではないでしょうか。
玉磨かざれば光なし――、この言葉の通り稽古で磨かれ、観客に磨かれ、得るものが多かったことと思います。
彼女の今後のますますの活躍に期待が持てそうです。